2016年4月24日日曜日

ため池の工事手伝い

日曜日、ため池の工事を手伝いました。

仕事ではなく、プライベートで町内会の作業に参加しました。

昔からある、ため池やあぜ道や水路は、誰の所有物で、誰が管理して修繕しているのかご存じですか。

不動産っぽく言いますと、これらは『法定外公共物』といわれるものなのです。

その『法定外公共物』なるものについてはネットで検索していただくとして、ドロドロになりながら私が水を抜いた溜池の底でなにをしたかについて説明します。

ため池の水がどのように放流されているかを考えたことはありますか。

お風呂の排水栓とおなじです。底にある栓を抜くと水は排水管に吸い込まれ、やがて浄化槽や下水道へと流れていきます。

大量の水を蓄えた池は、お風呂のようにスポンとは抜けません。大昔はそれに似た構造だったときいてはいますが、いまでは、写真のようなハンドルで池底にあるゲート(底樋/そこひ)をオープンして地中の配管を通じて外の水路へと水を流します。

今回は、ため池に沈んだ流木や土砂や異物がゲートに流れ込んで塞いでしまわないように、その周辺を木のクイと板で囲む工事をおこないました。



公共事業で工事業者がすればいいんじゃないと思われる方は多いと思います。

限りというものがあります。使い道には順番があります。すべてがそうはならないのです。

『材料支給』というのがあって、たとえば、あぜ道を補修するのに、材料だけを運んでもらい、工事業者ではなく地元住民みずからが施工するというようなこともあったりします。

地域の行事で住民総出で水路を掃除したり草刈りしましょうという案内がくると思います。コンクリ―トやアスファルトが多くなり実感がわきにくいとは思いますが、それをしなければ、草に覆われ通れなくなる道、埋もれていく水路も現れるのです。

里山しかり田園しかり、その風景が誰によって守られているか。町内会の活動に参加して分かることですが、不動産屋としても勉強になることが多いです。